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Honda CITY & CITY TURBO
1981年11月11日に発売開始。「トールボーイ」と呼ばれる当時としてはユニークな背の高いデザインを採用し、人気車種となった。同時に商用バンとしてシティ・プロも発売された。ヨーロッパではHonda Jazzの名で販売されたが、これは「City」の商標をオペルが持っていたためである。
ムカデダンスに井上大輔作曲、マッドネス演奏・歌唱の「シティ・イン・シティ(In The City)」に「ホンダホンダホンダホンダ…」の合いの手が入ったCMも有名であった。このCMソングやムカデダンスは当時の人気テレビ番組「8時だョ!全員集合」で加藤茶と志村けんがギャグのネタにしている。
- 1982年8月25日に、低燃費仕様の「EⅠ」を追加。クラストップの低燃費 21.0km/l(10モード)を実現。
- 1982年9月20日に、ターボチャージャー付きの「ターボ」を追加。
- 1982年11月26日に、ハイルーフ仕様の「マンハッタンルーフ」を追加。
- 1983年10月26日に、インタークーラーターボ付きの「ターボII」(通称ブルドッグ)を追加。
- 1984年7月4日に、オープン仕様のカブリオレを追加。
- 1985年3月14日に、量産車で世界初のF.R.M.アルミコンロッドを採用した低燃費仕様の「EIII」を追加。クラストップの低燃費 24.0km/l(10モード)を実現。
- 1985年4月24日に、副変速機付4速マニュアルの「ハイパーシフト」を追加。
現在の軽自動車よりも、全長が短く車重も軽いコンパクトな車でありながら、ターボ仕様は最高出力100PS/5,500rpmを誇り、その加速度とパワーは当時の高級車にも引けをとらない車であった。
ターボIIには、エンジン回転数が3,000rpm以下の時にアクセルを全開にすると10秒間だけ過給圧が10%アップする「スクランブルブースト」と呼ばれる機能が装備されており、高速合流時などに特に重宝した。
マンハッタンルーフには、オプションで「マンハッタンサウンド」か、電動サンルーフが選べた。カブリオレについては、ピニンファリーナが手がけたデザインで、岐阜県の東洋工機(現・パジェロ製造) で生産されていた。日常生活にも使用が耐えうる実用的なデザインということもあり、マツダ・ロードスターが発売されるまで、それまでの日本のオープンカーの歴史の中で最も売れた車種となった。また、少量生産の特徴を生かし12色のボディーカラーが用意されていた。
折りたためばシティのトランクにピッタリ入る、50ccバイクのモトコンポが同時に発売されていた。
4WDの設定はなかったが、ユニークな形状故か、タミヤからコミカルミニ四駆として模型化される。
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